設計・申請

構造計画ができるデザインツール
意匠と構造の連動により、常に構造に配慮しながらプランニングが可能です。設計業務に必要なさまざまなシミュレーション機能や各種設計図面の一括出力、申請書類作成のためのアシスト機能も搭載しています。
より確かな構造設計へ
許容応力度計算オプション Version3.0
公益財団法人日本住宅・木材技術センター発行の「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)」に準拠した構造計算を実現。「木造建築物電算プログラム認定」を申請中で、高信頼性を誇ります。水平力・鉛直荷重・局部荷重の検定を許容応力度に基づいて計算し、木造3階建てや大開口の2階建てにも対応。部分的な構造計算書のチェックや出力も可能です。

建築基準法改正対応
建築物の荷重に基づく算定式を用いることで、必要壁量が正確に算定されます。また、存在壁量として耐力壁に加え、腰壁や垂れ壁などの考慮、壁倍率の上限撤廃による高耐力壁の使用が可能となります。さらに、建築物の荷重に応じた算定式を用いた「柱の小径」や「小径別の柱の負担可能な床面積」も算定可能です。

プランニングと同時に法規のプレチェックが可能
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斜線チェック
建築基準法の道路斜線、北側斜線などの高さ制限のチェックができます。設定された斜線条件範囲はパース上でワイヤーフレーム表示され、範囲外は赤く表示されるため一目で結果がわかります。
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採光・換気チェック
敷地境界の入力や用途地域の設定をすることにより、建築物の確認申請レベルの採光および換気に関する建築計画のチェックをわかりやすく○×判定できます。
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“直下率”や“偏心率”をチェック、“構造の安定”も○×判定
必要な柱や壁量を自動計算して直下率や偏心率をチェックできます。また地震力・風圧力に対する壁量チェック(令46条)や、木造2階建(延床面積500㎡)までの住宅性能表レベルの“構造の安定”をシミュレーション可能です。
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低炭素住宅対応(外皮計算)
プランデータから、住宅の外皮平均熱貫流率および外皮日射熱取得量(冷房機・暖房機)計算書を性能評価センター提供の書式で出力可能です。低炭素住宅として減税措置や金利優遇に役立ちます。
各種設計図書や申請書類の作成もアシスト
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軸組パースからでも変更・修正が可能
PROENTERPRISE在来工法の場合、伏図入力後は軸組パースを表示できます。構造上問題のある梁・柱・筋かいは色を変えてエラー表示するためわかりやすく、パースからでも変更・修正が可能です。
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金物の自動配置やN値計算も
耐力壁入力後、かすがい、羽子板ボルト、ホールダウン金物など、1460号告示またはN値計算いずれかによる金物自動配置が可能です。N値計算はリアルタイムに行われ、根拠表に反映されます。
設計図面の一括出力
設計図書出力では平面図や立面図、展開図、建具表、矩計図、断面図などの図面を一括出力できます。
また確認申請で必要な各種面積図や構造平面図、軸組計算図などの根拠図も作成できます。

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長期優良住宅をアシスト
PROENTERPRISE拡張ツール長期優良住宅対応の申請図書や構造の安定チェック計算シート出力、図面加筆支援などの機能により法制に基づく確認申請をスムーズに行えるよう、きめ細かくアシストします。
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日影シミュレーション/日影図出力
PROENTERPRISE住宅地における日照を確保するため、昭和52年の建築基準法の改正により定められた「日影規制」について判定に必要な時刻日影図・等時間日影図を出力します。
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天空率計算/天空図出力
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シックハウス換気計算
PROENTERPRISEシックハウス換気計算書作成機能を搭載。計画換気量を入力し、適合しているかどうかを判定します。
省エネその他の各種シミュレーション
wallstatとのデータ連携
京都大学生存圏研究所の中川准教授開発の木造住宅倒壊解析ソフト『wallstat(ウォールスタット)』にデータを読み込み、PC上でリアルな振動台実験を動画シミュレーションできます。
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ZEH判定機能(BELS対応)
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太陽光パネルシミュレーション
配置した太陽光パネルと連動して、予測発電量・損益分岐点目安・CO2削減による環境貢献度・国、地方自治体からの補助金を交えたローンシミュレーションができます。
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ボードレイアウト
野地板・構造用合板・サイディング・床合板を自動的に割り付けます。また、自動切り回し機能により、パネルの枚数節減に効果を発揮します。